リボーンドール工房POPO

⑥リボーンドールが出来るまで

リボーンドール工房POPO

リボーンドールは一つ一つが手作業で制作されています。
同じキットや素材を使用しても、それぞれの赤ちゃんの肌の色や質感、髪の毛の色や長さ、つむじの渦巻き、瞳の色など仕上がりにそれぞれ個性が出てきます。全てのリボーンドールが唯一無二の世界で一人の赤ちゃんになります。
リボーンドールはどのように出来上がるのか大まかな流れをご紹介します。

①ペイントの段階

専用のペイント剤を使用して薄い色を何層にも塗り重ねて深みのある色合いを表現していきます。ペイント剤は何種類もの色を独自に配合し、適合する色を作り出します。
赤ちゃんに特徴的な皮膚の赤みや血管の青みを表現するよう使う色の段階を決めながら、顔・手・足のパーツ、細部のシワから眉毛、手足先の爪など細かな部分もペイントをしていきます。

一色目のペイントが終わると、色をしっかりと固めるために高温で焼くという作業を行います。
このようにペイントをしては高温で焼き、そして冷えたらまたペイントを行うという作業工程を何度も何度も繰り返し、赤ちゃんの深みのある肌感を表現していきます。

ペイントを終えるまでには何日もの長い時間を要します。とても根気の体力のいる作業ですが、リボーンドールの雰囲気を決める最も重要な工程であると言えます。

②植毛

髪の毛はモヘアを専用の針を使用して植毛していきます。薄毛の子は1本1本植毛し、毛量の多い子は何本かをまとめて植毛していきます。とても時間のかかる根気がいる作業となります。


また髪の毛の細さや長さ、色合い、カール具合で植毛の方法を変更したり、針を変更したりと、とても繊細で臨機応変さが必要となる作業です。

植毛の施された赤ちゃんあの後ろ姿は本物の赤ちゃんに見間違えてしまうほどリアルで、リアルなリボーンドールを制作するにあたって植毛はとても重要な作業工程となります。

③顔手足胴への綿と重みつけ

赤ちゃん特有の柔らかさと重さを表現するために。綿と重みを入れていきます。綿の量が多いほどふかふかとして柔らかさとなり、重みが多ければ多いほどしっかりとした触り心地になります。

重み素材は手足や銅のパーツ内に入れますが、重み素材はもともとが硬いため、重み素材を入れれば入れるほど硬めの触り心地になってしまいます。軽すぎず、でも赤ちゃんらしいほど良い体の柔らかさは残るように配合を調整しながら制作していきます。

④組立て

最後に全てのパーツ(頭・手・足・胴)を結束バンドや紐などで固定して無事に誕生します。組み立ての段階においても固定具をきつくすると手足の回転が円滑に不具合が出たり、パーつの脱落につながるため、何度も確認をしながら組み立てていきます。

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