リボーンドール工房POPO

⑦リボーンドールの作り方

リボーンドール工房POPO

リボーンドールの作り方を【工程①~⑤】に沿ってご紹介します。世界で一人の赤ちゃんがどのような過程を経て誕生しているのかご覧ください。

【工程①】
リボーンドールは造形師さんが制作した素体のキットにペイントを施していきます。素材はビニールシリコンで出来ています。

リボーンドール工房POPO,リボーンドールの作り方,ペイントの方法を解説

【工程②】
このようなスポンジを使用してキットに色つけをしていきます。使用しているペイント剤はジェネシスペイントといい、世界中のリボーンドールアーティストの多くがこのペイント剤を使用しています。ジェネシスペイントには高温で焼くことで色が定着する特性があり、色の退行や劣化が少なく、安心安全のペイント剤です。

このように赤ちゃんの皮膚の質感になるように薄い色を何度も何度も繰り返して重ねていきます。赤ちゃん特有の肌の赤みや、血管の青みなどを重ねていきます。

ペイントを何度も繰り返し、薄い色の層を行く重にも塗り重ねて、赤ちゃんのリアルな肌感を表現していきます。

【工程③】
色付けが終わったら髪の毛を植毛していきます。髪の毛はモヘアを使用して赤ちゃんの細く柔らかい髪の毛を表現していきます。髪の毛にはモヘアの植毛とペイントヘアがあります。双方に良いところはありますが、当工房ではよりリアルに感じることができるようモヘアの植毛を採用しております。

植毛はとても多くの時間を必要とします。髪の毛のは薄毛の子の場合は1本1本植毛をしていきます。毛量が多い子については一度に何本かまとめて植毛します。

【工程④】
手足顔と布製の胴体には面やペレット・サンズ(重み用砂)等を入れて重みを出します。

新生児の体重は約2,500~3,000gですが、リボーンドールの場合はお人形なので同じくらいの重さにしてしまうと、やや重いという印象になる方が多いです。また、重みをたくさん入れると、それに比例して体に入れるペレットやサンズの量は多くなり、綿の容積が少なくなります。そうすると赤ちゃんの体はどうしても硬い触り心地になってしまいます。

新生児特有の体のくたくたっとした柔らかさを出すには1,500~2,000g前後の重さをおススメしております。当工房の赤ちゃんもそのくらいの重さの子が多いです。

【工程⑤】

顔・手・足・布ボディーを組立完成します。

次のコラム(⑧リボーンドールの大きさや素材)を読む
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